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バーテンダーの給料!役職、性別、働く場所でみる平均相場

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お酒に関する専門家であり、オシャレなカウンターでシェーカーを振る姿が、とにかく絵になるバーテンダー。そんなバーテンダーの給料は、一体いくらぐらいなのでしょうか?

実際にバーテンダーとして働くことを考えるならば、知っておきたい情報ですよね。バーテンダーの「年代別の給与相場」「役職別の給与相場」「性別差で給与は変わるのか?」「バーテンダーとして働く場所による給与の違い」についてを、まとめました!

年代別に見るバーテンダーの給与相場

まず、年代別に給与水準の相場を見ていきましょう。

どの職業においても、経験や経歴は重視されますが、バーテンダーはその傾向が、特にはっきりしている職業の一つです。バーやパブにおいて、バーテンダーとしての求人がある場合、資格よりも実務経験が重視されることが多いのは、そのためです。

年代別の給与水準とともに、バーテンダーは年齢によって、キャリアにどのような違いが出てくるのかも見ていきましょう。

20代

20代のバーテンダーの平均年収は、アルバイトか正社員かなどの雇用形態、職場や経歴によって、もちろん違いはありますが、おおよそ200〜300万円ほどです。月給で言えば、18〜23万円ほどで、そこに店舗によっては、1〜2ヶ月分のボーナスが付与される形になります。

飲食サービス業というのは、業界別で言えば、給与水準は低い傾向にあります。(※1)

そのため、バーテンダーの給料も、他の業界と比べれば、低い水準にあると言うことができますが、飲食店の給与水準としては、宿泊・飲食サービス業の平均年収が200万円ほどであり(※2)、また飲食店のみにフォーカスした場合も、20代の正社員勤務の月収は、22万円以下が大半を占める(※3)ことから、業界内ではおおよそ一般的な水準であると言えます。

どの業界にも、ある程度当てはまることではありますが、やはりバーテンダーも技術や経験がモノを言います。スタンダードなものでも数千種類以上存在しているカクテル作りや、お客様に気配りを効かせ、言われる前にして欲しいことを実践するという、バーテンダーに求められる接客サービスは、一朝一夕で出来ることではありません。年齢が若いため、バーテンダーとしての経験も浅くなる傾向が強い20代は、賃金もやや低くなりがちであると言うことができます。

※1 出典;国税庁『平成29年分民間給与実態統計調査』
※2 出典;厚生労働省『平成28年賃金構造基本統計調査』
※3 出典;求人@飲食店.com『【給与データ】飲食店の正社員は月給27〜30万円が27%!経験を積めば給料は上がる?』

30代

30代も雇用形態やキャリア、店舗によって、大きく変わりますが、おおよその平均年収は300〜400万円ほど。月収で言えば、27万円前後となります。

この年代の特徴としては、多店舗展開をしている飲食店の店長やチーフバーテンダー・マネージャー等、バーテンダーにおいても、役職付きの社員も増えてくるので、その分給与相場も上がります。

30代というのは、20代で積み重ねた経験を活かし、仕事量も責任も増え、職場において中心的な存在を任せられる年代です。店舗経営の責任者として、単純なサービスや接客業務だけでなく、管理や経営に関する業務など、20代の頃よりも任せられる業務の範囲が広まります。この年代になると、同じ会社に勤めているならば、会社側の評価も定まってきている頃でしょう。言い換えれば、会社側からの評価の反映である年収にも、差が出てくる時期ということです。

つまり、平均としては350万円前後の年収ですが、それを下回ったり、大幅に上回ったりする人材も増えてくる年齢層であるということです。

40代

40代の平均年収は350〜450万円ほどで、月収にすれば、30万円ほどです。この年代の特徴としては、バーテンダーとしてホテルや飲食店などに雇われて働くのではなく、独立し自らバーを経営する、開業組が出始めることです。早い人では30代前半から独立開業する場合もありますが、その傾向は30代の後半、そして40代になると、さらに顕著になります。

バーテンダーの場合は、元から自店の開業を目指している人が多いのも、特徴の一つです。少しのリキュールやシロップの量、ステアやシェイクの加減、グラスやアイスの種類などで、味が大きく違ってくるカクテル。日々異なる、さまざまなお客様が来店されるバーで、それぞれに合ったお酒だけでなく、それぞれに合った会話や気配りを含めたサービスで、どれだけ満足させられるか。バーテンダーは各自のサービスの力量で、お客様の満足度が大きく異なる仕事です。そのため、お店そのものよりも、バーテンダー自体にファン、すなわちお客様が付きやすい職業であるとも言えます。

つまり、自分のお店を開業したときに、力のあるバーテンダーは、自分のお客様が付いているので、かなりの強みになるということです。20代や30代の店舗での勤務を、技術の習得や接客の向上・経営資金の積立など、下積みと捉え、40代の開業へ繋げようと考えている人も多くいます。40代は、30代よりそれぞれの色の違いが、明確に出てくる年代であると言えるでしょう。

50代

50代の平均年収は、450万円〜550万円ほどで、月収にすると、40万円弱ということになります。

バーテンダーというのは、その性質上、どうしても夜中心の勤務となり、昼夜逆転の生活を強いられることになるので、体力的な理由により、50代にもなると、どうしてもリタイア組も増えてきます。もちろん簡単ではありませんが、自店のバーの経営状況によっては、バーテンダーとして年収1000万円超えも可能になってきます。

やはりこの年代になってくると、若い頃からバーテンダー一筋でやってきている人は、バーテンダーとして経験と実績を積み重ね、なおかつ結果を出してきた人間が必然的に多くなるので、全体の人数は少ないものの、給与水準で言えば、高くなる傾向がある、と言えるでしょう。

役職別に見るバーテンダーの給与比較

バーテンダーは、基本的には「能力給」です。あなたが、「バーテンダーとして、どれぐらいのスキルを持っているのか」に応じて、給料は大きく変わってくると言えるでしょう。まず、アルバイトやパートなどの非正規雇用のバーテンダーは、時間給となります。

ホテルに併設されているバーなどでは、アルバイトから始まり、そこでの仕事が評価され、後に正社員として雇用されるという場合もありますが、アルバイト・パートはあくまで、「アマチュアのバーテンダー」ですので、時間給となります。

業務内容は基本的に、オーダー取りや料理の提供、洗い物や簡単なドリンクの作成などの、単純な仕事が中心となります。そのため、相場としては、時給1,100円〜1,500円ほどです。

営業時間は早くても夕方からで、夜・深夜の勤務が中心となり、深夜手当が付くので、その分一般的なアルバイトよりかは少し高めになりますが、深夜勤務のアルバイトとしては、ほぼ一般水準です。次に、正規雇用(正社員)のバーテンダーですが、何も役職が付いていない、一般社員の場合の1年間の給与水準は、おおよそ200〜300万円ほどで、月給にすれば18〜23万円ほどになります。少し低く感じるかもしれませんが、飲食サービス業の給与水準は、もともと他業界に比べて、少し低い水準にあります。

同じ業界内で見れば、この200〜300万円は一般的な水準です。一般社員としてキャリアを積み、カクテル作りの技術や接客の質を向上させていくと、チーフバーテンダーやバーマネージャーなどの、上役に就くことも可能です。それは、能力が上がったことの証左ですので、当然その結果として、給与も上がっていきます。勤続年数や勤務地、どれぐらいのお客様が付いているかなどの、細かい事情にも左右されますが、おおよその水準として、年収は350〜400万円ほどまで上がります。月収では、30万円前後になります。

チーフバーテンダーやマネージャー、大手メーカーが出資する飲食店の店長レベルまでになると、管理や店舗運営も業務に含まれてくるので、その能力・貢献分の上積みがあるということになります。

バーテンダーの給与に性別差はある?

結論から述べると、バーテンダーの平均給与に男女での性別差はあります。金額にすると、月収ベースで4〜5万円ほど、女性より男性のほうが、平均給与が高い傾向にあります。しかし実情をよく見ると、それはバーテンダーに限ったことではなく、あらゆる職業に、そしてあらゆる業界に共通して言えることでもあります。まず、給与に性別差が出てしまう大きな原因の一つは、雇用形態です。

正規雇用と非正規雇用では、前者のほうが給与水準は高いです。男性の正規雇用の割合は、8割近いのに対し、女性の正規雇用の割合は、5割に満たないという統計が出ています。(※1)バーテンダーにおいても、正規雇用で勤務を続けられ、技術も役職も上げていくことが可能な男性に対し、仕事と家庭の両立が難しく、管理職にもなりづらい女性は、どうしても非正規雇用になりがちです。バーテンダーは、夜の勤務が中心ですので、特に家庭との両立が難しい職業です。そのため、給与においても、格差が生まれてきてしまうという現状につながっていると言えます。また、日本の企業は、特定の職種において高い技術を有したスペシャリストよりも、役職者のほうに高い給与を与える傾向がありますが、女性がその高い役職を、あまり望んでいないことも、給与が相対的に低くなる原因の一つと言えそうです。「仕事と家庭の両立が困難になる」「周りに同性の管理職がいない」「責任が重くなる」ことを嫌い、管理職を希望せず、柔軟な勤務が可能な一般社員やパート・アルバイトでの勤務を希望する女性が多く(※2)、そのことも女性の給与水準が、男性より低くなる理由の一端だと言えるでしょう。

※1 出典;総務省統計局『労働力調査』平成30年(2018年)平均(速報)※2 出典;独立行政法人 労働政策研究・研修機構『日本の女性の活躍促進について』

バーテンダーならどこで働けば給与がいいの?

年齢、役職、性別による給与の違いを見てきましたが、次に働く場所による違いを見ていきましょう。バーテンダーだからと言って、必ずしもバーにしかいないわけではありません。今やバーテンダーは、さまざまな場所で必要とされ、活躍しています。

最初に、バーテンダーとして働くには、具体的にどのような場所があるのかを見ていき、その後それぞれの場所の給与比較、転職で給与を上げるためのポイントを確認していきましょう。

バーテンダーとして働く場所の種類

主なバーテンダーの活躍場所として挙げられるのは4種類で、「バー・パブ」「ホテル」「レストラン」「イベント会場・宴会場」です。

まず一番多いのは、やはり「バー」です。しかしバーにも、カジュアルな雰囲気のバーから、格式の高いバーまで、やはり種類はさまざまです。経営資本も、大手の飲料メーカーなどが出資している場合もあれば、個人経営の場合もあります。バーテンダーは、個人で独立開業を目指す人も多くいます。そのため、個人経営のバーで働かせてもらい、バーテンダーとしてだけでなく、開業・経営においても、経験者であるオーナーの元で学ぶという形を望む人も多くいるのです。このように、バーという場所一つとっても、バラエティに富んでいると言えます。

次に「ホテル」ですが、このホテルにも、バーテンダーが活躍する場所が、たくさんあります。まず、ラグジュアリーホテルなどの客室単価が高いホテルには、併設のバーラウンジがあります。そのラウンジには、必ずバーテンダーがいますし、ホテル内にある宴会場やパーティー会場、レストランでも、バーテンダーが必要とされる場合があります。

また、バーテンダーを常駐させている「レストラン」もあります。お酒をメインに楽しむバーやパブと異なり、お酒のプロフェッショナルであるバーテンダーが、本格的な料理とともに、本格的なお酒を提供することで、他店との差別化を図るレストランも増えてきており、ここにもバーテンダーが活躍する場所が広がってきています。

最後に、「イベント会場・宴会場」ですが、こちらは、普段はどこかのお店で働いているバーテンダーが、出張の形で出向くことが多いです。企業主催のパーティーや記念式典、謝恩会やディナーショーなどにも、バーテンダーを呼ぶケースが増えてきています。

このように、バーテンダーの活躍場所は、今や多岐に渡っているのです。

給与が高いのはどの場所?

働く場所が違えば、給与も違うもの。これだけバーテンダーの活躍場所が増えた中で、一番給与が高水準にある職場は、どこなのでしょうか?もちろん一概には言えませんが、やはり高価格帯のドリンクや、サービス提供をしているバーやホテルが、給与も高水準にあると言えそうです。ラグジュアリーホテルのバーラウンジや、格式の高いバーは、クオリティの高いお酒、そして高いレベルのサービスが求められます。バーテンダー本来のドリンク作成においても、接客サービスにおいても、

全てにおいても要求が高い分、報酬も高い傾向にあります。さらに高級ホテルの場合は、バーのスタッフというよりも、まずはホテルの従業員として雇用されるケースが多いので、他のホテル従業員と同じくボーナスが出ます。ホテルによって異なりますが、多くて3ヶ月分のボーナスが与えられるホテルもあり、安定性という面で見ても、ホテルは頭一つ抜けていると言うことができます。

しかし、最初から給与が図抜けて良いわけではなく、バーテンダーという仕事の性質上、経験と技術が必要となります。新卒正社員入社の場合は、職場によってそれほどの大差はなく、その後の自らのお店への貢献度や成長度によって、給与も大きく変わってくると言えるでしょう。

転職で給与アップするためのポイント

バーテンダーとしての給与アップを目指して転職するならば、「役職」「客単価」「勤務地」というポイントを見るようにしましょう。

「役職」についてですが、やはりバーテンダーの基本は、「能力給」ですので、自分のこれまでの経験を活かし、ワンランク上の役職で雇ってくれる企業があるのかどうかという点は、給与アップに大きく関わるポイントです。さらに先述のように、日本の企業は技術というよりも、「役職」に対して、給与を上げる傾向が強いので、その意味でも、「役職」は重要な点となります。

そして次に、「客単価」ですが、今すぐでなくても、将来的な給与アップを目指すならば、やはり自らのバーテンダーとしての技術を上げていかなければなりません。その意味で、「客単価」が高いバーは、その分「高レベルのサービス」を行っているところですので、自分の成長につながりやすい環境であることが多いです。自分がバーテンダーとして成長し、より高レベルのサービス提供ができるようになれば、必然的にあなたの市場価値は上がり、給与も上がっていくはずです。

最後に挙げるのは、「勤務地」です。例えば、東京と大阪では、平均年収に100万円近くの差が出ており(※1)、同じ大都市でも給与の違いが浮き彫りになっています。同じように、東京の中でも、都心に近い勤務地なのか、そうでないかで給与に差が出てくることも多いので、都心に近い場所で転職先を探すというのも、一つの有力な手段となります。

※1 出典;平均年収.jp【https://heikinnenshu.jp/】

まとめ

バーテンダーの給与について、詳述してきましたが、バーテンダーは、それぞれの人によって、サービスの違いが色濃く出る職業です。カクテル一つとっても、接客一つとっても、力の差が大きく出る仕事ということは、それだけ給与にも差が出てくるということです。バーテンダーとして、「自分が最も成長できる場所はどこなのか?」という問いが、「自分が最も高い給与を受け取れる場所」の答えになります。その点を鑑みて、バーテンダーとしてのキャリアプランを考えることが、給料のアップにつながるのです。

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