- 2022年4月21日
- 2022年4月26日
外資系ホテルに就職したい!日系ホテルとはどう違う?
外資系企業とは? 外資系ホテルについて知る前に、「外資系」とは、そもそもどういう意味なのかについて理解しておきましょう。 「外資系」とは、一言で言えば、外国企業が出資している企業のことです。外国企業と日本企業が共同出資している場合もありますが、一般的には、外国企業が海外進出し、日本で会社を設立した場合を指すことが多いです。 そのため、多くは本社も海外にあり、日本などの海外進出が可能なくらいに資本が安定しているので、日本進出前から知名度のある場合も多くあります。外資系ホテルの例では、アメリカで拡大し「ザ・リッツ・カールトン」を日本各地にも展開しているマリオット・インターナショナル、「アンダーズ」や「ハイアットリージェンシー」を展開しているハイアットホテルアンドリゾーツ、アジアを中心に「ザ・ペニンシュラ」を展開している香港&上海ホテルズなどがあります。ラグジュアリーホテルとして、高価格帯のサービス提供をしている企業が多いことが、外資系ホテルの一つの特徴です。 ホテル業界は外資と日系でどう違うのか では次に、ホテルの話に移っていきましょう。ホテルでは、外資系と日系でどのような違いがあるのでしょうか。 最も違いが出やすい「運営形態」「客層とサービス内容」「年収」という3つの点で、外資系ホテルと日系ホテルの違いを見ていきましょう。 組織の運営形態 まず、外資系と日系では運営形態が異なります。 日系ホテルでは、所有直営方式といって、ホテルを所有している会社が、運営と経営を一手に担っている場合が多いです。 一方、外資系ホテルでは、所有と運営・経営を分けている場合が多く、土地や建物を運営会社に貸し出すリース方式や、運営を別の会社に委託する運営委託方式を採用しているところが多いです。 最近では、日系・外資系ともに、運営ノウハウやブランド力などのサポートを受け、加盟料を払いながら経営をするフランチャイズ方式も増えてきています。 客層やサービス内容 ホテルは、客室単価により種類が分かれています。 ラグジュアリー(客室単価5万円以上)ハイエンド(3〜4万円台)ミドル(2万円台)エコノミー(1万円台)バジェット(1万円以下) 日本に進出している外資系ホテルのほとんどは、上記の分類で言えば、ラグジュアリーホテルに入るので、それに伴いメインターゲットは富裕層になりますし、サービスも客室・食事・接客など全てにおいてハイレベルなものを要求されます。 日系ホテルは、外資系ホテルと同等のラグジュアリーホテルもありますが、エコノミーやバジェットクラスのホテルも多数ありますので、そのホテルによって、メインとしている客層やサービス内容は大きく異なります。 ランクが下がっていくにつれて、レストランやバーなどの付帯施設が無かったり、コンシェルジュやドアマン、ベルボーイのような人的サービスも無く、ホテル本来の「宿泊場所の提供」のみにフォーカスしていくので、その分低価格でのサービス提供となっていきます。 年収 外資系ホテルは、高価格帯のサービス提供をしていることから、お客様から要求されるサービスレベルも、当然高いものとなります。求められる仕事のレベルが高ければ高いほど、給与水準も高くなっていくので、外資系ホテルは日系ホテルに比べ、年収も高くなる傾向があります。 […]